文学

ドリュ・ラ・ロシェルのダイアリー

ピエール・ドリュウ・ラ・ロシェル『ドリュウ・ラ・ロシェル日記――1939-1945』有田英也訳、メタローグ、1994 ドリュウ・ラ・ロシェル―日記1939‐1945作者: ピエール・ドリュウラ・ロシェル,Pierre Drieu La Ro...

第7回――内田魯庵

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。 内田魯庵「下谷広小路」、『魯庵の明治』山口昌男、坪内祐三編、講談社文芸文庫、1997 魯庵の明治 (講談社文芸文庫)作者: 内田魯庵,坪内祐三出版社/メーカー: 講談社発売日:...

第6回――内田魯庵

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。前回めでたく「銀座と築地の憶出」が終了。今回から「下谷広小路」へ突入。 内田魯庵「下谷広小路」、『魯庵の明治』山口昌男、坪内祐三編、講談社文芸文庫、1997 魯庵の明治 (講談社...

スタンリー・キャヴェル、邦訳刊行

スタンリー・カベル『センス・オブ・ウォールデン』齋藤直子訳、法政大学出版局、2005 センス・オブ・ウォールデン (叢書・ウニベルシタス)作者: スタンリーカベル,Stanley Cavell,齋藤直子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売...

〈ユダヤ人〉という存在

先月のことになりますが。 池内紀『〈ユダヤ人〉という存在 池内紀の仕事場2』みすず書房、2005 “ユダヤ人”という存在 (池内紀の仕事場 2)作者: 池内紀出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/09/01メディア: 単行本購入...

モンテーニュ『エセー』全訳開始

先日ふるい全訳本を入手したばかりなんだけど... モンテーニュ『エセー 1』宮下志朗訳、白水社、2005 エセー〈1〉作者: Michel de Montaigne,ミシェル・ドモンテーニュ,宮下志朗出版社/メーカー: 白水社発売日: 20...

私の話

※ちなみにとは新刊情報のためのカテゴリーです。 鷺沢萠『私の話』河出文庫、2005 私の話 (河出文庫)作者: 鷺沢萠出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含...

さようなら杉浦日向子さん

松田哲夫「さようなら杉浦日向子さん」 松田哲夫氏による追悼文@筑摩書房ウェブサイト。今日見つけたので今日紹介。◇筑摩書房

樋口一葉の文庫版選集(全3巻)

ちくま文庫から『樋口一葉 小説集』が刊行された。 樋口一葉『樋口一葉 小説集』菅聡子編、ちくま文庫、2005 樋口一葉 小説集作者: 樋口一葉,管聡子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/10/05メディア: 文庫 クリック: 1...

第4回――内田魯庵

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。あいかわらず内田魯庵「銀座と築地の憶出」。今日は4ページ弱も進んだ。 内田魯庵「銀座と築地の憶出」、『魯庵の明治』山口昌男、坪内祐三編、講談社文芸文庫、1997 魯庵の明治 (講...

マルケスとセリーヌ

今日はじめて知ったこと。電車内で、背中にデカデカと「Garcia Marques」とプリントされたジャケットを着ている人が隣に座った。話しかけやすそうな人だったので、思わず「ガルシア・マルケスっていうノーベル賞作家とは関係ないんですよね?」...

多重映画脚本家 桂千穂

変態妖怪少年脚本家・桂千穂氏の新刊。 桂千穂『多重映画脚本家 桂千穂』北里宇一郎、北川れい子編、ワイズ出版、2005 多重映画脚本家 桂千穂作者: 桂千穂,北里宇一郎,北川れい子出版社/メーカー: ワイズ出版発売日: 2005/07メディア...

ドストエフスキー氏のブログ「作家の日記」(*)

(*)実在しません(為念ほんとうに久しぶり――前回は学生時代だったから十年以上ぶりか?――に、「柔和な女」と「おかしな男の夢」を読んだ。前回は福武文庫版『ドストエフスキイ後期短篇集』の米川正夫訳、今回は下記の小沼文彦訳。 ドストエフスキー「...

無神論月間(*)

(*)神無月(出雲を除く)。犬の鼻が冷たい季節がやってきた。 あせっても動けなかった。もう花も顔を近づけなくては見えなくなっていた。いきなり、つめたい濡れたものが頬にくっついた。ぎょっとすると犬の鼻だった。犬はすわっていて私にからだの重みを...

15の夜@バグダッド

イラク戦争時に湾岸戦争時の作品を読む。 加藤典洋「聖戦日記」(文明季評'91春)、『中央公論』文芸特集、中央公論社、1991 批評家・加藤典洋氏の創作である。初出時(1991年春)には素通りしてしまったのだが、ある方のご好意によって再会する...

いまごろ気がつくのはさておき

『小説トリッパー』秋季号の特集は「気がつけば韓流」。白眉は岩井志麻子氏のエッセイ。 岩井志麻子「時代がやっと私に追いついた」、『小説トリッパー』特集*気がつけば韓流、2005年秋季号、朝日新聞社 小説 TRIPPER (トリッパー) 200...

第3回――内田魯庵

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。あいかわらず内田魯庵「銀座と築地の憶出」。今日は5頁進んだ。 内田魯庵「銀座と築地の憶出」、『魯庵の明治』山口昌男、坪内祐三編、講談社文芸文庫、1997 魯庵の明治 (講談社文芸...

私はもうこれ以上の*は書かない。

※タイトルの「*」はワイルドカードの「*」です。『朝日新聞』の広告をボーッと眺めていたところ思わず瞠目。 私はもうこれ以上の信長は書かない。 作者の津本陽氏のお言葉。宣伝文には、「名著『下天は夢か』から十六年。ついに明かされる信長、最後の野...

茶話

話し出すと止まらない。それが茶話。読み出すと止まらない。それが『茶話』。 薄田泣菫『茶話』岩波文庫 茶話 (岩波文庫)作者: 薄田泣菫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/07/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回こ...

第2回――内田魯庵(再)

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。 内田魯庵「銀座と築地の憶出」、『魯庵の明治』山口昌男、坪内祐三編、講談社文芸文庫、1997 魯庵の明治 (講談社文芸文庫)作者: 内田魯庵,坪内祐三出版社/メーカー: 講談社発...