開講☆猫町スクール第II期全6回|人生論を読む

こんなシリーズがはじまります。よかったらご参加ください。

  • 【講義】吉川浩満「猫町スクール第II期全6回|人生論を読む」猫町倶楽部、2026/4/21~9/5

猫町倶楽部主催ですが、読書会形式ではなく、講義+質疑応答形式です。

猫町スクールとは

名著を“読めた気がする”で終わらせない。

猫町スクールは、課題本を読了していなくても参加できるレクチャー形式です。講師の解説で、作品の要点・論点・読みどころの「見取り図」を手に入れ、名著との距離を一気に縮めます。

猫町スクールで得られること
・名著の核心が掴める(どこが重要で、何を考えさせる本なのか)
・読み始めるハードルが下がる(“どう読めばいいか”が見える)
・読了済みの場合でも理解が更新される(見落としていた論点が立ち上がる)

さらにレクチャー後には、任意参加で「前月課題本」の読書会も開催します(※参加される場合は前月課題本の読了が必須)。理解を深めたい方は、そのまま対話へ。もちろんレクチャーだけでも、歓迎します。

※読書会も併せて参加される場合は、チケットで「読書会セット」をお申し込みください。
※代官山会場での参加は「読書会セットのみ」です(レクチャーのみ参加希望の方はオンラインをご利用ください)。

猫町倶楽部が大切にしてきた学びを、少し違った形で届ける新しい試みとして、ぜひご利用ください。学びの場は、ただ知識を得るための場所ではなく、好奇心を刺激し、新たな視点を広げる場所です。

以下は前口上。

ご挨拶(吉川浩満)

このシリーズでは、いわゆる「人生論」「人生哲学」の名著を読んでいきます。

正直に告白すれば、わたしは長い間、そうした類いの読みものを敬して遠ざけてきました(軽視して、かもしれません)。学問やサイエンスの知見に比べ、なんとも怪しげで不純なものに見えたからです。ところが、身過ぎ世過ぎの泥臭い現実のなかで歳を重ねるにつれて、考えが変わってきました。いまでは、かつて遠ざけていた怪しげで不純な知について、もっと知りたいと思うようになっています。「どう生きるか?」という粗野で野暮だが普通の欲求に、何かしら応えてくれそうだからです。

この文章をお読みのみなさんが、わたしと同じような心境にあるかはわかりませんが、本シリーズで扱う書物がもつ次のような特徴には、ご興味をもっていただけるのではないかと考えています。まず、特定の分野ではなく、世界や人生の全体をテーマとします。個別の専門領域に安住しません。次に、きわめて俗っぽい思想です。高邁な理想だけでなく、日々の人付き合いから健康の不安、金銭の悩みまで、生きることの手に負えない複雑さをそのまま反映しています。そして最後に、そこでは知ることと生きることが渾然一体となっています。

これらの書物の力を借りて、酸いも甘いも嚙み分けて、清も濁も併せ呑んで、自らの人生を丸ごと捉えなおしてみませんか。自己のアイデンティティから、家庭、仕事、政治参加にいたるまで、さまざまな場面で、案外そのまま効いてしまう知恵に触れられるかもしれません。

ご参加をお待ちしています。

第1回 4月5日(日) マルクス・アウレーリウス『自省録』
 A)エピクテトス『人生談義』
 B)セネカ『生の短さについて』
第2回 5月9日(土) ラッセル『幸福論』
 C)アラン『幸福論』
 D)ヒルティ『幸福論』
第3回 6月13日(土) 福沢諭吉『学問のすゝめ』
 E)渋沢栄一『論語と算盤』
 F)夏目漱石『私の個人主義』
第4回 7月4日(土) 神谷美恵子『生きがいについて』
 G)茂木健一郎『生きがい』
第5回 8月1日(土) 三木清『人生論ノート』
 H)中島義道『人生を〈半分〉降りる──哲学的生き方のすすめ』
第6回 9月5日(土) ブレイディみかこ『他者の靴を履く──アナーキック・エンパシーのすすめ』
 I)栗原康『アナキズム――一丸となってバラバラに生きろ』
 J)國分功一郎『暇と退屈の倫理学』
※A~Jは比較対照に用いるサブテキスト。






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