無神論月間(*)

  • (*)神無月(出雲を除く)。

犬の鼻が冷たい季節がやってきた。

あせっても動けなかった。もう花も顔を近づけなくては見えなくなっていた。いきなり、つめたい濡れたものが頬にくっついた。ぎょっとすると犬の鼻だった。犬はすわっていて私にからだの重みを押しつけてよこし、やたらと涙を舐めた。犬とはちょうど同じすわり背だった。たがいにもたれ合っていると心からかわいかった。そこへすわって縺れた。(幸田文『みそっかす』岩波文庫、p.104)

みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)

みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)

さ、原稿原稿っと。

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コメント

  1. xialu より:

    すみません、日記の訂正をしたところ、変なトラックバックが行ってしまいましたー。[日記はあっけなく再開しました (^^;]
    うちの仔猫を(^0^)(^0^)(^−^)(^◎^)よろしく。
    田舎は神様であふれています。人間より多いみたいです(=八百万)。

  2. マエ より:

    あっ、マ嬢かわいいっ…。ときめきました。

  3. clinamen より:

    たくさんのトラックバックありがとうございます。w>xialuさん
    わたしも毎日ときめいております。>マ‐エ嬢

  4. rittu! より:

    こんばんわぁ!色々忙しそうですねぇ〜 マちゃん めっちゃかわいいですね。
     そうそう家は「神有月」です。

  5. clinamen より:

    rittu!さん、コメントありがとうございます。そちらは神有月ですよね。お元気でしょうか?

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