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プラグマティズムの検討

伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』名古屋大学出版会 『理戦 2003年冬号 特集・プラグマティズムを脱構築する』実践社 『理想 第669号 特集・プラグマティズムの現在』理想社
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北田暁大『責任と正義――リベラリズムの居場所』

責任と正義―リベラリズムの居場所作者: 北田暁大出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/10メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (81件) を見る非常におもしろく読んでいる。
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★ロラン・シェママ、ベルナール・ヴァンデルメルシュ編『精神分析事典』小出浩之ほか訳、弘文堂★『早稲田文学 2004年1月号 世界の端で、妄想をさけべ』早稲田文学会
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★『小林秀雄全作品13 歴史と文学』新潮社 ★『小林秀雄全作品14 無常という事』新潮社 ★高橋徹『意味の歴史社会学』世界思想社 ★千葉俊二+坪内祐三編『日本近代文学評論選』岩波文庫 ★堀田喜衛『方丈記私記』ちくま文庫 ★川本隆史『現代倫理...
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問題にたいする態度

「問題にたいする態度」とでもいうようなことをめぐって自問することがある。どんな問題でも、ある観点からしたら適切な立てられかたをしておらず、そこからしたらあっさりと相対化できる。実際、自分が採用した観点の十八番であるマジック・ワードを用いれば...
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一塁送球

全国数十万の才能のない野球少年のひとりであったころ。当時は「大リーグ」のプレーをじっくりと観られる機会などめったになかったのだが、それでも大リーガーたちが天然芝のグラウンドで繰り広げるプレーは少年の脳裏に強烈な印象を残した。なかでも鮮烈な驚...
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読書と鼻汁

インフルエンザで倒れ一週間を棒に振ってしまった。眠れないまま布団の中で唸っているのもなかなかつらい。こうしてはいられない。苦しみながらもなにか本を読もうと手にとったのが、(哲劇では)おなじみのエピクテトス『人生談義』(岩波文庫)。すると、だ...
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会社はいろいろ、管理もいろいろ、訓練だっていろいろ、咲き乱れるの

複数の会社を渡り歩いてみると、(当然のことながら)管理と訓練の様態や程度もそれぞれ違っておもしろい。経験したなかで、いちばん「なっていない」会社は、こんな風だった。管理する側(経営者、管理職)は立場上、会社の業績や経済の動向などを引き合いに...
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走り納め(未遂)

今日は今年の走り納めをしようと早起きをした。風の冷たさが身体にこたえる季節だが、今年最後のライディングに気合いを入れ直し、Schottのライダーズ・ジャケットに身を包んだ。ガレージに眠るローライダーを外に連れ出す。朝の光に黒い車体が輝く。閑...
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エピクテトスからマルクスへ

(政治を)ひとまず「ある範囲の人びとすべてを拘束することがらを決定すること」と定義しよう。――橋爪大三郎「政治」、『事典 哲学の木』講談社エピクテトスはストアの倫理をその極点にもたらした。また彼に至って倫理は哲学と外延を同じくすることになる...
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今年の3冊(2002年)

今年もいろんなことがあった。本も売るほどたくさん出た。というわけで、今年に出た本のベスト3を(順不同)。エリック・ホッファー自伝―構想された真実作者: エリックホッファー,Eric Hoffer,中本義彦出版社/メーカー: 作品社発売日: ...
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新世紀のことば――WとD、食事とセレナーデ

いわゆる哲学の本を読みはじめてからというもの(それはたった十年前のことだが)、私はずっと、一方でウィトゲンシュタイン、他方でドゥルーズという二人のアイドルを持っていた(相手をアイドルにしてしまうのは私の致命的な欠点である)。私の二人との接し...
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なぜ人を殺してはいけないのか?

という特集が、『文藝』(1998年夏号、河出書房新社)で組まれていることをご存じでしょうか。文芸誌なんぞを読む奇特な人が日本全国でどれだけ生息しているのか想像もつかないけれど、まあ2000人前後ってところでしょうから、ここをご覧になってくだ...
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無題

たくさん読むこと、ゆっくり考えること。
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死ぬにはいい日

「今日は、死ぬには、いい日だ!」サウスダコタの歴史に残るウーデッドニーが占領された時、こう叫ばれた。しかし、誰が最初に叫んだかは記憶されていない。オグララスー族のクレージーホースは、1876年6月25日、ジョージ・アームストロング・カスター...
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びっくりさせない方法

私の祖母は、浴槽に注いだお湯を止めるのをいつも忘れてしまう。私がまだ実家で祖母と一緒に暮らしていた時分、このことは私にとって何よりも大きな悩みの種であった。水道代やガス代が惜しいわけではない。そうではなく、お湯がいっぱいにあふれていることに...
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僕の西暦2000年問題

唐突だが西暦2000年の年越し、それを思うと今から憂鬱でたまらない。映画『ストレインジ・デイズ』ではないが、愚か者どもが気狂いのような狂躁状態に陥り、馬鹿騒ぎをやらかすに違いない。僕には視える、芸能人・文化人の醜態を垂れ流すテレビ各局、新宿...