鶴田幸恵「トランスジェンダーのパッシング実践と社会学的説明の齟齬」

帰納的判断」を参照することで自己を提示し、人から「一瞥による判断」によって「ノーマルな女/男」であると見てもらうというトランスジェンダーのパッシング実践。(女/男)「である」ことを前提としたうえで「する」を記述するのではなく、「である」こと自体を「する」こととして記述する。

帰納的判断」を参照して自己呈示し相手に「一瞥による判断」を用いてもらうというパッシング実践には身に覚えがないわけではない(トランスジェンダーの事例ではないが)ので、たいへん興味深く読んだ。

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