史上最強の倫理学入門☆ゲンロンカフェ

司会をします。編集担当書『道徳は進歩する──進化倫理学でひろがる道徳の輪』刊行記念。ぜひいらしてください。

  • 【トークイベント】木島泰三、矢島壮平、吉川浩満(司会)「史上最強の倫理学入門──哲学vs.科学、自由意志vs.遺伝子、人間vs. AI」ゲンロンカフェ、2025/4/11

歴史が巻き戻り、人間の動物性が剥き出しになったかのように混迷を深める世界情勢。たほうで、人類の特質だと思われた「利他」が遺伝によって科学的に説明され、自動運転におけるトロッコ問題のようにAIをとおした倫理学の実装が議論される新しい時代でもあります。わたしたちはいま、どこから倫理と道徳を立ち上げていけばいいのでしょうか?

この古くて新しい状況のなか、木島泰三さんは今年、いっけんそれなしでは倫理学が立ち行かないように思える「責任」概念の廃絶を唱える、ブルース・N.ウォーラー『道徳的責任廃絶論──責めても何もよくならない』(平凡社)の翻訳と、キース・E・スタノヴィッチの名著『ロボットの反逆──ヒトは生存機械にすぎないのか』(藤田美菜子さんとの共訳、ダイヤモンド社)の新訳を相次いでリリース。また、矢島壮平さんの翻訳で2月に待望の邦訳が出版された『道徳は進化する──進化倫理学でひろがる道徳の輪』(晶文社)は、『動物の解放』が刊行50周年を迎えるピーター・シンガーが、科学の知見を踏まえた哲学のあり方を示した一冊です。

重要文献がつぎつぎ日本語でリリースされたいま、木島さん、矢島さん、さらに司会の吉川浩満さんのナビゲートで、「最強」を争っているかのようにみえる倫理学の重要概念や学説、アクターたちを再点検し、よりよく生きるための倫理学入門イベントを開催します。



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