戸田山和久『科学哲学の冒険』

わたしが新刊(震撼)を心待ちにしている数少ない書き手のひとり、名古屋大学戸田山和久氏の最新作。

科学が世界のありさまを徐々に明らかにしていっている(ように見える)ということは、それじたい説明を要する謎なのである。科学的実在論は、こうした謎に真正面から挑もうとしている。本書で紹介することになる他の哲学的立場は、科学という謎を、哲学で理解できる範囲に切りつめているように思われてならない。これが、私が科学的実在論にシンパシーを抱く理由だ。

というわけで、本書はわりと本気で書かれている。(p.13、強調引用者)

cf. 哲学の劇場 > 作家の肖像 > 戸田山和久
http://www.logico-philosophicus.net/profile/TodayamaKazuhisa.htm

こちらは相棒(八雲出)の関連記事。
http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050127#p2

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