- カトリーヌ・マラブー『わたしたちの脳をどうするか――ニューロサイエンスとグローバル資本主義』桑田光平、増田文一朗訳、春秋社、2005
わたしたちの脳をどうするか―ニューロサイエンスとグローバル資本主義
- 作者: カトリーヌマラブー,Catherine Malabou,桑田光平,増田文一朗
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
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カトリーヌ・マラブー(Catherine Malabou/1959- )氏は、現在パリ第10大学(ナンテール)助教授。ジャック・デリダのお弟子さんで、編者となったデリダ論集『デリダ――肯定の思考』(未來社、2001)のほか、デリダの指導のもとに書かれたヘーゲルにかんする博士論文『ヘーゲルの未来――可塑性・時間性・弁証法』(未來社、2005)の邦訳も刊行予定。
【版元情報】
http://www.shunjusha.co.jp/book/32/32223.html
脳は科学的、哲学的、そして政治的存在である。脳科学のキーワード「可塑性」の真の可能性を精査し、それを骨抜きにする「柔軟性」概念との差異を明確にするとともに、ニューロサイエンスの言説と「新しい資本主義の精神」とのひそかな共犯関係を抽出する、フランス現代思想によるアクチュアルな脳科学批判。担当編集者より・・・・私達が生きている社会は「ネットワーク社会」と言われます。この言葉は、脳の様々な機能を調べるニューロサイエンスから来ています。脳科学の進展によって、脳をめぐる諸問題は、「脳と心」という昔ながらの問いを踏み越え、「脳と社会」という広がりを持つに至っています。脳と心をめぐって交わされる様々な議論が、現在のグローバリゼーションの中で持つ意味を明確に提示する本書は、現代思想による待望の脳科学論です。
なお、雑誌『現代思想』最新刊(特集=イメージ発生の科学)にも、マラブー氏の論文が掲載されている。こちらから読んでみてもいいかもしれない。
- カトリーヌ・マラブー「可塑性への願い」桑田光平訳、『現代思想 特集=イメージ発生の科学――脳と創造性』2005年7月号(vol.33-8)、青土社
現代思想2005年7月号 特集=イメージ発生の科学 脳と創造性
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2005/06
- メディア: ムック
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◇春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/
◇未來社
http://www.miraisha.co.jp/
◇青土社
http://www.seidosha.co.jp/
- 作者: 高橋哲哉,高桑和巳,増田一夫,カトリーヌマラブー,Catherine Malabou
- 出版社/メーカー: 未来社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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