連載「問う人」第6回に加え、特集に関連したインタビュー記事が掲載。
- 吉川浩満「問う人(6)何であるか?」
【インタビュー】「科学と無科学のあいだ」『kotoba』2024年秋号、集英社
「問う人」、今回の主役はソクラテスです。インタビュー記事では編集長の近藤邦雄さんがインタビュアーをつとめてくださいました。
特集
世界は科学の言葉でできている「科学とはエキスパートの無知を信じること」と言ったのは、アメリカの物理学者リチャード・P・ファインマンです。現象を説明し理論を表現するための言葉、上記のような科学者の名言、箴言、科学を理解しようとして新たに獲得する言葉など、科学は多様な言葉とともにあります。言葉を、科学を愉しむための入り口と位置づけ、新しい科学体験を見いだします。
Part1 科学を語る言葉
須藤 靖 騙されないための科学
垂水雄二 翻訳語は日本の科学を支える
橘 玲 数学の天才、テクノ・リバタリアンになる
村山 斉 宇宙と人生は、数学の言葉で書かれているPart2 科学が生み出す言葉
坪野圭介 文学を旅するアルゴリズム
泉賢太郎 地球を形づくる言葉
編集部 よみがえる変体仮名
松原 仁 AIは「虚無回廊」を完結させられるか?
小川眞里子 「客観性」の皮をかぶった科学の言葉Part3 科学の言葉をつかまえる
ゆる言語学ラジオ 科学の言葉編 科学は人を置き去りにしてしまうから……
ことラボりょ 科学に潜むメタファー
吉川浩満 科学と無科学のあいだ
編集部 科学と言葉を知るブックリスト
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