ちゃんと12月号が出た。すごい。
水声通信 No.2 (2005年12月号) 特集 小島信夫を再読する
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: 単行本
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私小説的な装いのもとに、一貫してメタフィクショナルで実験的な作品を発表し続けてきた日本文壇最長老へのオマージュ。読むことの幸と不幸と……(出版社紹介文)
ぼくも再読しよう。下記は特集の主要目次。
【特集】小島信夫を再読する
小島信夫「チェーホフを読みながら」(語り下し)
大庭みな子「企まない巧み」
茂木健一郎「生命そのものの後に来るものさえ 小島信夫の小説を巡って」
堀江敏幸「大学の送迎バスに乗り遅れた小島信夫さんをめぐる随想」
千石英世「一瞬前の過去 小島信夫の初期作品」
中村邦生「小島信夫の〈小島信夫的〉な愉楽 それにしても、それだけだろうか」
芳川泰久「巣穴と接続詞 カフカから書く作家K」
三浦清宏「小島信夫の文体・覚え書 「アメリカン・スクール」から「返照」を経て」
小島信夫の小説、この一点
『別れる理由』大橋健三郎
『うるわしき日々』井上謙治
『うるわしき日々』煉獄にさす光の残酷と至福 平井杏子
『各務原 名古屋 国立』飯島耕一
斉藤環「他者としての「妻」」
坂内正「果敢な実験作家、小島信夫」
阿部公彦「小島信夫がわかる、ということ」
近藤耕人「死者たちへの手紙の唱和 『菅野満子の手紙』をめぐって」
千野帽子「読者がたたらを踏む。 小島信夫のマジック・リアリズム」
竜野連「小島信夫――小説と評伝の間」
- 作者: 小島信夫,保坂和志
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
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コメント
予定通り出た3号。慶賀の至りでございますが、編集後記の荒み具合にやや凹むのであります……。
季刊くらいがちょうどいいんじゃないかと思ったりして…