『認知行動療法の哲学』刊行記念イベントでゲンロンカフェに登壇。
- 【トークイベント】東畑開人、藤井翔太、山本貴光、吉川浩満「その心理療法、古代ローマの哲学者なら、こう言うね。――『認知行動療法の哲学』刊行記念」ゲンロンカフェ、2022/8/19
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心理療法の観点からみた、ストア派哲学の現代性とは? 充実の議論をお見逃しなく!東畑開人×藤井翔太×山本貴光×吉川浩満「その心理療法、古代ローマの哲学者なら、こう言うね。」 @ktowhata @yakumoizuru @clnmn #ゲンロン220819 pic.twitter.com/SvNCvWpfKc
— ゲンロンカフェ【ゲンロン友の会 13期更新&入会受付中!】 (@genroncafe) September 4, 2022
【イベント概要】
東畑開人さんと藤井翔太さんが監訳を手がけた、ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学──ストア派と哲学的治療の系譜』(金剛出版)が今年7月に発売されました。著者のロバートソンは、心理療法と哲学の交差領域に焦点を当てた論文を学術雑誌に多数発表しているほか、『ローマ皇帝のメンタルトレーニング』などの一般向けの著作も精力的に執筆しています。本書では、現代の認知行動療法と古代ローマのストア派哲学という、時代も文脈も異なる両者のあいだに、さまざまな共通点があることを見出します。認知行動療法の背景にストア派哲学への意識があることを理論的に分析し、ストア派哲学の心理治療的な実践が認知行動療法のアプローチと重なりあうことを考察していきます。
今回ゲンロンカフェでは本書の刊行記念として、東畑さんと藤井さんにくわえ、文筆家の山本貴光さんと吉川浩満さんをお招きしてのトークイベントを開催します。
山本さんと吉川さんの共著『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)では、ストア派を代表する哲学者、エピクテトスの言行録『人生談義』を読み解きながら、1900年もの前の古代ローマの哲学者の考え方が、現代人の悩みにさまざまな示唆を与えてくれることを分かりやすく紹介していきます。
ストア派哲学の現代的意義を考えながら、臨床心理学と哲学を横断する刺激的な議論。どうぞお見逃しなく!
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