翻訳書が出ます。山本貴光くん id:yakumoizuru との共訳。
- メアリー・セットガスト『先史学者プラトン――紀元前一万年-五千年の神話と考古学』山本貴光、吉川浩満訳、朝日出版社、2018/4
- 作者: メアリー・セットガスト,山本貴光,吉川浩満
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2018/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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國分功一郎さんの解説もいただきました!
細分化された考古学に「測定できないもの」
を取り戻す野心的な試み。
大胆な議論をぜひ楽しんでもらいたい。
――國分功一郎さん【プラトンが記したアトランティスとアテネの大戦争の痕跡が、先史時代に見つかる?】
【「定住革命」は、ザラスシュトラ(ゾロアスター/ツァラトゥストラ)による宗教改革だった?】戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった――
考古学の成果に依拠した、神話の大胆な読み換えによって、「文明以前」の人類世界を再構築する刺激的試論。
(内容紹介より)
なんというか愉快としか言いようのない図版も満載です。
心配なのは、3月に報じられたチャタル・ヒュユク遺跡研究の第一人者ジェームス・メラアート(1925-2012)の出土品捏造疑惑。メラアートの仕事は当然同書でも多数参照されています。現時点ではなんともいえませんが、注視していきたいと思います。
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