数日前ひそかに(ってべつにだれにも報告する義理はないのだが)横長24インチ液晶ディスプレイを導入。
これまで愛用してきたEIZO(ナナオ)ディスプレイを某日本を代表する文芸批評家S氏にお譲りする予定(もちろんロハではない)で、この機に乗じて自分のを新調してみたという次第。
EIZOに未練はあるのだが、いかんせん(まだまだ)高価である。そういうわけで今回はデル製品にしてみた。
めちゃくちゃでかい。でも20分で慣れてしまった。以前、愛車ハーレーダビッドソンの排気量を1900ccにボア×ストロークアップしたときに「めちゃくちゃすげえ」と思ったのに20分で慣れてしまったことが思い出される。かつてドストエフスキー翁も言ったとおり、人間はなんにでも慣れてしまう。
主要スペックは下記のとおり。
- 最大輝度 500 cd/m2
- 表示色 約1,677万色
- コントラスト比 1000:1
- 応答速度 16ms(中間色12ms)
- 最適解像度 1920×1200(WUXGA)リフレッシュレート:60Hz
- 最大解像度 1920×1200(WUXGA)リフレッシュレート:60Hz
- 入力端子 DVI-D、ミニD-sub 15-ピン、S-ビデオ、コンポジット、コンポーネント、9メディア対応カードリーダ
「入力端子が多くていいなあ」と思った人もいるかもしれないが、ご注意を。この機種、S-ビデオ、コンポジット、コンポーネント入力の不具合(というか「マズい仕様」)がユーザー側から指摘されている(下記ユーザーサイト参照)。リヴィングルームなどで民生用DVDプレーヤーやテレビなどと併用しようと考えている人は、ソニーやシャープなどの製品にしたほうがよいかもしれない(その辺の製品までは調べていないのでよくわからないが)。
わたしの場合このディスプレイはPCを通してしか使用しない――テレビもDVDもビデオもCDも――ので、完全に没問題的である。
ところで、今回わざわざワイド液晶を選んだ理由は下記のとおり。
- 縦長のアプリケーションウィンドウを横にならべて使いたい
※テキストエディタ+ブラウザとか、ブラウザ+各種メッセンジャーとか - 映画などを少しでもでかい画面で観たい
※いまやわたしは映画館以外ではPCでしか映画を観ない
試しにスクリーンショットをご披露。下写真はブラウザを横に2枚ならべたところ(クリックすると大きな画像が見られる)。ふだんはこんな使い方はしないのだが、テキストエディタだとわかりにくいかもしれないのでブラウザにしてみた。ご覧のとおり横幅800ピクセル程度のウィンドウをならべることができる。
さっそくDVDも視聴してみる。下写真は地球最強のライヴDVD(レッチリ)。いいね。
なお、PCからディスプレイへの出力はアナログ信号で使用中。WUXGAにデジタル出力できるヴィデオカードが超高価なので、これまで使っていたヴィデオカードのアナログ出力で済ませることにした。デジタルと比べると、おなじみの画面のにじみが少し気になるが、まあしかたがない。
ちなみに、このスペックにしては激安の価格で購入できたと思う。導入して一週間になるが、わがディスプレイ人生に悔いなし(いまんとこ)。
◇DELL UltraSharp 2405FPW – ユーザーによるまとめブログ
http://blog.livedoor.jp/thanks339/
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◇哲劇メモ > [コンピュータ] – 自作PC、周辺機器、PC玩具などの話題
http://d.hatena.ne.jp/clinamen/searchdiary?word=%2a%5b%a5%b3%a5%f3%a5%d4%a5%e5%a1%bc%a5%bf%5d
コメント
ノートパソの話ではありますが、その筋ではDELLの液晶の映りの悪さには定評があるようです。ご注意を。
そうなんですよね。映りのムラや、熱量(オーバーヒート)や、無駄な明るさ等々、悪評ありますよね。でも、まあ、価格に負けたってことで…
そのドストー氏の言葉、強烈だったので覚えています。歯痛の話とかも。でも思い出せないんですよ、地下室の、で読んだのか、どこで読んだのか。
どこで読んだのかぼくも覚えていません。じつはどこにもそんなこと書いてなかったりして。w