◆すが秀実「知られざる漱石」@早稲田大学エクステンションセンター◆小倉千加子+すが秀実「ジャンク的結婚の条件」@ジュンク堂書店池袋店
談話の余禄
本日も哲劇管理人ふたりは談話室滝沢にてそれこそ談話としか呼べぬような談話をまさに談話してきたのであるが、その帰途に大いなる余禄に与ってしまった。談話が終わり相棒と別れた後も自己内談話を続けながらウッカリ入ったタワーレコード。エスカレーターを...
★内田樹「邪悪なものが存在する」、『期間限定の思想――「おじさん」的思考2』晶文社 邪悪なものによって損なわれるという経験は、私たちにとって日常的な出来事である。しかし、私たちはその経験を必ず「合理化」しようとする。愛情のない両親にこづき回...
脳とコンピュータを直結するインタフェース
サンフランシスコ発――煩わしいキーボードやジョイスティックなんて放り出して、自分の脳を直接コンピューターにつなげられたらいいのに、と思っている人は多い――とくに、キーボードやジョイスティックが使えない人はそうだろう。マサチューセッツ州フォッ...
★田中早苗編『別れたあとで後悔しない 離婚と手続き』主婦と生活社☆スティーヴン・ジェイ・グールド『フルハウス 生命の全容――四割打者の絶滅と進化の逆説』ハヤカワ文庫NF
★トマス・ネーゲル「道徳における運の問題」、『コウモリであるとはどのようなことか』永井均訳、勁草書房 ★トマス・ネーゲル「主観的と客観的」、『コウモリであるとはどのようなことか』永井均訳、勁草書房
たくさん。書くのも面倒。もうたくさんだ。
☆W・V・O・クワイン『論理的観点から――論理と哲学をめぐる九章』飯田隆訳、勁草書房 ☆W・V・O・クワイン『ことばと対象』大出晁ほか訳、勁草書房 ☆W・V・O・クワイン『真理を追って』伊藤春樹ほか訳、産業図書 ☆クリストファー・フックウェ...
プラグマティズムの検討
伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』名古屋大学出版会 『理戦 2003年冬号 特集・プラグマティズムを脱構築する』実践社 『理想 第669号 特集・プラグマティズムの現在』理想社
『グライド・イン・ブルー』
『グライド・イン・ブルー』(Electra Glide in Blue/アメリカ/ユナイト/1973) グライド・イン・ブルー 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/08/06メディア: DVD クリック: 1回この商品を含...
刑事とカレー
ケーブルテレビの「ファミリー劇場」で「太陽にほえろ!」を観た。それぞれ別の場所で待機していた2人の刑事(*1)がそこから飛び出してきた飲食店は、それぞれ「いんでぃら(*2)」そして「ムルギー(*3)」。当然どちらもカレー屋である。さらに、番...
大仕事
本日、「立川通告センター」に出頭し、「進路変更禁止違反」の反則金を郵便局でやっとのことで納めることができたのだが、もともとはただ金融機関で指定金額を振り込むというだけの、極めて容易であるはずの仕事を10日間というそれなりに長い期限内に収める...
北田暁大『責任と正義――リベラリズムの居場所』
責任と正義―リベラリズムの居場所作者: 北田暁大出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/10メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (81件) を見る非常におもしろく読んでいる。
絶滅の意味論
◆『絶滅の意味論』 進化生物学における「絶滅」概念の検討を思い立ってから、かなりの年月が経過してしまった。そろそろまとめなければ。
★ロラン・シェママ、ベルナール・ヴァンデルメルシュ編『精神分析事典』小出浩之ほか訳、弘文堂★『早稲田文学 2004年1月号 世界の端で、妄想をさけべ』早稲田文学会
微熱、眩暈、喉痛。実に調子がわるい。
大人の哲学と子どもの哲学
トマス・ネーゲル『コウモリであるとはどのようなことか』(永井均訳、勁草書房)の「訳者あとがき」における、「大人の哲学」と「子どもの哲学」の違いについての永井のコメントをときどき思い出す。なお、これは後に『〈子ども〉のための哲学』(講談社現代...
プラグマティズムの帰結
自分にとっての「プラグマティズムの帰結」が気になりだしてずいぶん長い時間が経った。先日、リチャード・ローティ「トロツキーと野性の蘭」(『リベラル・ユートピアという希望』岩波書店)を読んで、彼がぼくよりはるかに(当たり前だが)遠くまで、ときに...
黙示録的語り
加藤尚武編『ハイデガーの技術論』(理想社)を斜め読み。ハイデガーの語りに魅力を感じつつも、最後にはいつも退けてしまう理由は、その語りの形にある。みもふたもなく言ってしまえば、こういうことだ。「昔はあらゆるものが本来的なありかたをしていたのに...
思っていることとやっていること
精神分析、とくにラカンの仕事が(違和感を覚えながらも)気になってしようがないのは、彼がこのことに照準を合わせているからだ。