<ヒトクローン>禁止条約の議論を2年間先延ばし 国連で採択
国連総会第6委員会(法律委員会)は6日、ヒトクローン禁止国際条約に関する議論を2年間先延ばしする決議案を賛成80カ国、反対79カ国の1票差で採択した。国連では、治療目的を含めたヒト胚作成の全面禁止を目指す米国などのグループと、治療目的の判断は各国に任せ、クローン人間づくりに限った部分禁止を主張する日本や欧州などのグループとの間で激しい議論が展開されてきた。米国が全面禁止案の強行採択を目指す意向を示したため、イスラム諸国が「凍結」案を示し、これに部分禁止派が連携する形で米国の思惑を阻止した。(毎日新聞)
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