新刊

哲学者の誕生 etc.

新刊、近刊情報。以下、気になるものをいくつかピックアップ。 納富信留『哲学者の誕生――ソクラテスをめぐる人々』ちくま新書、2005 哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々 ちくま新書 549作者: 納富信留出版社/メーカー: 筑摩書房発売日:...

Walking the Tightrope of Reason

出先から更新。哲学棚をぶらぶらしていたら、ひときわ鮮やかなブルーの装丁が目にとまった。帯には「おっとっと!」という文句。 ロバート・フォグリン『理性はどうしたって綱渡りです』野矢茂樹、塩谷賢、村上祐子訳、春秋社、2005 理性はどうしたって...

「哲学」

TRC(図書館流通センター)の「週刊新刊案内」(*)、ふだんはメインメニューの「ジャンル」分類からチェックしているのだが、今朝ふとマがさして「NDC(日本十進分類法)新訂9版」の「1.哲学」の項を覗いてみた。 ・ ・ ・にゃんとも。 (*)...

エピソード記述

とにかくタイトルが気になってしかたがない。 鯨岡峻『エピソード記述入門――実践と質的研究のために』東京大学出版会、2005 エピソード記述入門―実践と質的研究のために作者: 鯨岡峻出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/08メ...

サラ・コフマン讃

わたしにとってサラ・コフマンとは、フロイト論のサラ・コフマンではなく、またニーチェ論のサラ・コフマンでもなく、はたまたフェミニズムのサラ・コフマンでもなく、『窒息した言葉』のサラ・コフマンであった。理由は簡単で、『窒息した言葉』にはおおいに...

ブログの実力?

朝日新聞社の論壇誌『論座』最新号の特集は「ブログの実力」。 『論座』特集*ブログの実力、2005年9月号(124号)、朝日新聞社 特集の目次は下記のとおり。 特集 ブログの実力 遠藤薫「ジャーナリスト魂が今、ここで試される――ブログ以前、以...

生きているのはひまつぶし

「深沢七郎」という文字を目にするたびに、また、「フカザワシチロー」(*1)という音を人から聞いたり自ら発したりするたびに、自動的にわたしの頬はゆるんでしまう。それが言祝ぐべき事柄なのか、はたまた憂慮すべき事態なのかはよくわからないのだが、と...

マンガ嫌韓流

山野車輪『マンガ嫌韓流』晋遊舎、2005 マンガ嫌韓流作者: 山野車輪出版社/メーカー: 晋遊舎発売日: 2005/07/26メディア: ムック購入: 16人 クリック: 326回この商品を含むブログ (511件) を見る amazon.c...

タイムスリップの断崖で(第6回)

出てからかなり経っているのだが、今日ようやくチェックできた。 絓秀実「「革命無罪」から「愛国無罪」へ――「東風」計測の新・尺度」、『en-taxi』2005年夏号(第10号)、扶桑社 enーtaxi 第10号 (ODAIBA MOOK)作者...

ラマチャンドランさん、ふたたび

神保町探索。ラマチャンドランの新作を入手。 V・S・ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊、ふたたび――見えてきた心のしくみ』山下篤子訳、角川書店、2005 脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ作者: V・S・ラマチャンドラン,山下篤子...

対話の回路

小熊英二『対話の回路――小熊英二対談集』新曜社、2005 対話の回路―小熊英二対談集作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (59件) を見る 帰りの電車...

在日ヲロシヤ人

星野智幸『在日オロシヤ人の悲劇』講談社、2005 在日ヲロシヤ人の悲劇作者: 星野智幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/18メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (25件) を見る 信頼する読み手から激...

ABC@六本木

元同僚(現友人)と六本木で昼飯。そのときに立ち寄った青山ブックセンターで購入した新刊3冊。 ジョルジョ・アガンベン『バートルビー――偶然性について』高桑和巳訳、月曜社、2005 バートルビー―偶然性について [附]ハーマン・メルヴィル『バー...

野矢茂樹氏の新著

野矢茂樹『他者の声 実在の声』産業図書、2005 他者の声 実在の声作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 産業図書発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (24件) を見る いつの間に……。 哲学を読...

パンク特集

発売中の8月号で『ミュージック・マガジン』がラモーンズを、『レコード・コレクターズ』がUK PUNKをそれぞれ特集。 『ミュージック・マガジン』特集*ラモーンズ――元祖パンク、永遠のポップ、その光と影、2005年8月号、ミュージック・マガジ...

やみくろ問題

大塚英志「片田珠美著『攻撃と殺人の精神分析』を読む』、『図書新聞』2005年7月23日号(2735号) 一面に掲載。紙面には「神話的に単純化された世界像が〈現在〉であることをこそ危惧する――続発するおぞましく戦慄的な犯罪の底」とある。「心の...
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やっぱり本屋が好き

『論座』特集*やっぱり本屋が好き、2005年8月号、朝日新聞社 『論座』8月号は本屋さんの特集。いま本屋さんに並んでます。目玉記事は「通いたい書店 理想の書店 各界115人アンケート」。設問は下記のとおり。 好きな書店、贔屓にしている書店と...

注目のハラウェイ論

今春の来日が中止になって残念だったジョゼフ・シュナイダー氏によるダナ・ハラウェイ論(ペーパーバック版)。今日アマゾンから届いたばかり。 Joseph Schneider, Donna Haraway: Live Theory, Contin...
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磯倉哲

という友人がおりますが。 廣川洋一『イソクラテスの修辞学校――西欧的教養の源泉』講談社学術文庫1718、2005 イソクラテスの修辞学校 (講談社学術文庫)作者: 廣川洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07/09メディア: ...

『ユリイカ』特集*雑誌の黄金時代

わが相棒がピンで登場。本人より先に宣伝しちゃいます。 『ユリイカ 特集*雑誌の黄金時代――紙上で見た夢1969-2005』2005年8月号(vo.37-no.8)、青土社 『ユリイカ』8月号の特集は「雑誌の黄金時代――紙上で見た夢1969-...