酒井泰斗氏と進めている「非哲学者のための~」プロジェクトの読書会です。
- 【読書会】酒井泰斗、吉川浩満「非哲学者による非哲学者のための哲学入門読書会」第3~4期、2023/6/4、7/2、8/6、9/3、10/1、11/5、12/3、2024/1/7
紹介動画です。
途中からでも大丈夫。ぜひお申し込みください。
課題
広く読まれている哲学入門書5~6冊をとりあげ、二つの社会学的な観点から検討します:
- 哲学者たちは、外向けには、哲学がどのようなものであると呈示しているか
- 哲学者たちは、講読以外のやり方で(~哲学科に進まなかった人たちが)哲学の訓練を行うことについて、どのような具体的アイディアを持っているか
これをもう一歩ブレークダウンした下記観点を携えて、各著作を読んでいきます:
- 哲学には特別なテーマがあるのか・特別に哲学的なテーマがあるのか
- 哲学を勉強すると(仕事にとって/生活にとって/人生にとって)どんないいことがあるのか
- 講読以外の哲学演習のアイディアにはどのようなものがあるか
- 哲学にとって対話とはどのようなメディアか
回の進め方と作業目標
一冊を3(+1)回で取り上げます。
【第一回】書籍全体 → 【第二回】いくつかの章 → 【第三回】特定の一つの章 といったかたちで、回を追うごとに検討範囲を絞りながら進めます。
第四回を「討議回」とし、第三回までに作成した複数の要約に基づいたディスカッションを行います。
タイプの異なる文献それぞれについて、粒度の異なる複数の要約を作成することを会の中間目標とします。
これを介してテクスト読解と、読解に基づく議論の訓練の場を提供します。
各回の進行は、主催者二人が準備したレジュメに沿って進めますが、参加者からのレジュメ提出も歓迎します。
想定参加者
高校卒業程度相当の知識と教養を持ち、哲学について知りたいと考えている哲学を専攻していない方
テクストの読み方、テクストに基づいた議論の仕方を、(難しくない本を使って)訓練してみたい方
非専門家向けの哲学教育に関心のある哲学専攻者
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