ポストコロナ時代の民主主義、その可能性☆ゲンロンカフェ

ゲンロンカフェで大澤真幸さんにお話を伺います。

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

【イベント概要】
新型コロナウィルス(COVID-19)の流行は全世界に多大な影響を与え続けています。日本でも緊急事態宣言が発出されるなど、社会や制度のあり様が変わり、また変わろうとしています。

社会学者の大澤真幸氏は、コロナ流行のさなかから積極的に発信を行なってきました。4月上旬の朝日新聞のインタビューでは「苦境の今こそ、21世紀最大の課題である『国家を超えた連帯』を実現させるチャンスだ」と、コロナ禍とグローバル資本主義の問題を関連づけ、新たな国家を超える連帯の可能性について述べられました。

5月下旬に河出書房新社から刊行された『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』に寄せた論考では、人新世の議論や倫理の問題にも言及しつつ、ベンヤミンの論文「暴力批判論」の神的暴力に注目し、ポストコロナ時代に予想されるITやビッグデータを用いた監視管理社会のなかで民主主義はどのような形態になりうるのかを論じています。

この度ゲンロンカフェでは、大澤氏、聞き手に文筆家の吉川浩満氏をお招きし、大澤氏がコロナ禍で何を考えてきたのか、ポストコロナ時代の社会や制度のあり方についてたっぷりとお話しを伺います。昨年7月には、大澤氏の著書『社会学史』をめぐって、両氏の対談イベント「社会学という物語について──『社会学史』刊行記念特別講義」をゲンロンカフェで行い、好評を博しました。

人類史的な厄災となった今回のパンデミックが問い直すものとはなにか。社会学、哲学や思想の幅広い観点から考えていきます。

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