諸事情により本を一頁も読ま(め)ない日々。書き物の仕事もまったくはかどらない。ブログも(ご覧のとおり)スカスカである。
さて、アクシデント(大型で強い台風14号)により急遽停泊した岡山にて『精神分析への抵抗』を発見・購入(@丸善)。新刊書店に並んでいるとは。ラッキー。(アマゾンのマーケットプレイスではなかなかの高値。)
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- 作者: 十川幸司
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
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以前に友人から借りて読んだのだが、そのときにはラカンにおける精神分析理論とエコール(学派=組織=装置)の不可分性の指摘がたいへんおもしろかった。
フロイトの場合、彼の理論と彼のエコールとをとりあえず独立したものとして読み論ずることができる。しかしラカン――とりわけ後期のそれ――の場合、理論とエコールとを切り離して理解することは決してできない。なぜなら(以下略
のちに著者ご本人にお目にかかる機会があり(*)、上記のような感想を述べたところ
だって中にいたしね。(大意)
と、こともなげに言われた。現在、新しい著作を準備中とのこと。楽しみに待ちたい(プレッシャー)。
- (*)このときは、ご本人のキャラクターのあまりのおもしろさに、二度目の驚きと喜びを味わった(失礼ながら)。

- 作者: 十川幸司
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/11/20
- メディア: 単行本
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