においが心を動かす☆日経新聞 2021/9/25 日経新聞に書評を寄せました。 吉川浩満「書評|A・S・バーウィッチ『においが心を動かす──ヒトは嗅覚の動物である』」、日本経済新聞、2021/9/25日本経済新聞においが心を動かす A・S・バーウィッチ著https://www.nikkei.com/article/DGXKZO76006010U1A920C2MY5000/人間には五感の感覚があるといわれている。そのなかで圧倒的に重視されているのは、いうまでもなく視覚である。対照的に、科学においても哲学においても、長いあいだ不遇をかこってきたのが嗅覚である。においというのは主観的で動物的な下等なものだから、というわけだ。それが近年、においの知覚とその神経基盤に関する研究の進展により、脳を通じた心の理解に新たな局面が切り拓(ひら)かれているという。本書は、その最前 おもしろい本です。 においが心を動かす ヒトは嗅覚の動物であるA・S・バーウィッチ2,822円(06/01 00:50時点)発売日: 2021/07/26Amazon