おそれおおくもE・O・ウィルソンの新刊に解説を寄せました。
- 吉川浩満「解説」、エドワード・O・ウィルソン『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている――「利他心」の進化論』小林由香利訳、NHK出版、2020/7
著者EOの紹介、本書の概要と注意点、本書の意義などについて述べています。
■目次
第1章 人類のルーツを探るヒント
第2章 進化の六段階
第3章 進化をめぐるジレンマと謎
第4章 「社会」はいかに進化するのか
第5章 真社会性へと至る最終段階
第6章 分業と利他主義を生みだすもの
第7章 ヒトの社会性の起源■著者略歴
エドワード・O・ウィルソン
1929年生まれ。ハーバード大学比較動物学博物館名誉教授。アリ研究の第一人者にして、社会生物学、進化生物学分野の創設者。米国科学栄誉賞、クラフォード賞、ピューリッツァー賞など多数の栄誉ある受賞歴を誇る。著書に『人間の本性について』『The ANTS』(ともにピューリッツァー賞)『人類はどこから来て、どこへ行くのか』「生命多様性』『ヒトはどこまで進化するのか』など多数。野外調査や著述活動、自然保護などの取り組みも今なお現役で続けている。
生物学の世界的権威エドワード・ウィルソンの新著『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている』の見本ができました。なぜ私たち人類は人と関わり、社会をつくる知性が発達してきたのか。その謎を、社会性をもつ、人間よりはるか昔から生きている生き物の生態や進化の過程から解き明かす壮大な1冊です。 pic.twitter.com/gqOYTDrRZm
— NHK出版 翻訳書 (@nhkpb_honyaku) July 18, 2020
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